乗るだけで簡単に背骨のリセットができるストレッチポール。
”乗るだけ”という手軽さから、誰でも簡単に体のケアができるアイテムです。
しかし、ポイントをおさえないと効果が十分に得られなかったり体を痛めてしまったりする原因に。
この記事では、パーソナルトレーナーである筆者が、ストレッチポールのやってはいけない使い方について解説します。
あわせて、効果的な使い方のポイントについてもご紹介!
ポイントをおさえて、ストレッチポールで快適な体を手に入れましょう。
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ストレッチポールのやってはいけない使い方
ストレッチポールでやってはいけない使い方は以下の4つです。
- 腰が反った状態で乗る
- ポールと背骨を垂直にし腰骨に当てる
- 首をゴリゴリほぐす
- 長時間やりすぎる
NG①腰が反った状態で乗る
ストレッチポールに体を乗せる際は、腰が反った状態はNGです。
腰が反った状態で乗せてしまうと、「背骨をリセットする」という効果が得られません。
最悪の場合腰を痛める可能性があるため、注意が必要です!
本来の背骨は緩やかなS字カーブを描いています。
美しいS字の状態に戻すためには、背骨をフラットにするイメージでストレッチポールに乗せましょう。
NG②ストレッチポールを腰にぐりぐり当てる
ストレッチポールを腰にぐりぐり当てるのはNGです。
腰椎(腰の背骨)は、もともと前側にゆるやかに湾曲しています。
ストレッチポールを腰骨に垂直に当てると、腰の反りをさらに強くし、腰椎に負担がかかるため注意が必要です。
腰が痛いと、ついつい腰周りをぐりぐりほぐしたくなりますが、それは逆効果。
むしろ、腰が痛いときは他に原因がある可能性があります。
NG③首をぐりぐりほぐす
ストレッチポールで首をぐりぐりほぐすのはNGです。
首を強くほぐすと、血管や神経などの重要な組織を傷つける可能性があります。
また、頚椎(首の背骨)は、腰椎・胸椎よりもデリケートな部位です。
腰と同様に前側にゆるやかに湾曲しており、腰椎・胸椎よりも小さな骨が連なっています。
首をストレッチポールに垂直に乗せる行為は、首にとって大きな負担がかかるのでやめましょう。
NG④長時間やりすぎる
ストレッチポールは長時間使用してはいけません。
長時間使用することで、筋肉を傷めたり、筋膜が癒着したりする恐れがあります。
ストレッチポールは、”乗るだけ”という簡単さから、乗ったままテレビを見ているなんて人も多いのではないでしょうか?
なかには、「気づいたら30分以上時間が経過していた」なんて人も。
ストレッチポールでのボディケアは、長時間やればいいというわけではありません。
むしろ、逆効果です!
ストレッチポールは1回5~15分程度の使用に留めましょう。
ストレッチポールの効果的な使い方の5つのポイント
ストレッチポールの効果を十分に得るためには、以下の5つのポイントをおさえましょう。
- 背中・腰をストレッチポールにしっかりくっつける
- ストレッチポールを正しい位置に当てる
- ゆっくり徐々に圧をかける
- 終わった後はゆっくり起き上がる
- 1回5~15分で小まめに使用する
POINT①背中・腰をストレッチポールにしっかりくっつける
ストレッチポールで背骨のリセットをするときは、背中・腰との間に隙間ができないようにしっかりくっつけましょう。
ストレッチポールと背骨を、真っすぐぴったりくっつけるイメージです。
膝を伸ばした状態よりも、足裏を床に付けて膝を曲げた状態の方が、腰が反りづらく姿勢が安定しますよ。
POINT②ストレッチポールを正しい位置に当てる
ストレッチポールでほぐし・筋膜リリースをするときは、正しい位置に当てましょう。
腰が痛いとついつい腰をほぐしたくなると思います。
しかし、腰をストレッチポールでぐりぐりほぐすのは腰をさらに痛めてしまう可能性があり、大変危険です。
腰が痛いときは、他の筋肉の状態が悪く、腰に影響がある可能性があります。
腰に悪影響を及ぼしている場所は人によりますが、以下の箇所のコンディションを整えると多くは改善します。
- 胸椎(胸の後ろの背骨)
- お尻の筋肉
- 太ももの筋肉
POINT③徐々に圧をかける
ストレッチポールで体をほぐす際は、徐々に圧をかけていきましょう。
いきなり強い圧をかけてしまうと、筋肉や関節を傷める可能性があります。
特に、呼吸を止めないことが大切です。
呼吸が止まってしまうと筋肉がぐっと硬くなってゆるみくくなります。
呼吸を繰り返しながら、じわじわと気持ちがいい程度の圧を加えていきましょう。
POINT④終わった後はゆっくり起き上がる
ストレッチポールから体を起こすときは、ゆっくり起き上がりましょう。
急に起き上がると、腰を痛める可能性があります。
POINT⑤1回5~15分でこまめに使用する
ストレッチポールは、使用時間は短く・使用頻度は高く使用しましょう。
体は、日々のクセで、悪い状態に簡単に戻ります。
そのため、最低でも1日1回使用するのがおすすめです。
良い状態をキープするためには、ストレッチポールに乗る習慣をつけましょう。
- 朝起きたら・夜寝る前
- 午前中の家事を終えた後
- ランニング後
など
自分が習慣化しやすいタイミングをみつけよう!
おすすめのストレッチポール3選
ここでは、数あるストレッチポールからおすすめの3点をご紹介します。
しっかり効果を得たい人は「LPN ストレッチポールEX」がベター
- 元祖ストレッチポール
- アスリート・医療現場まで幅広いシーンで活用されている
- 他では得られない反発感が魅力
今では類似品が多数販売されていますが、こちらが本物のストレッチポールです。
効果を十分に得るために研究された「適度な硬さ」は唯一無二。
体が安定し、手足を脱力させられるため、効果的なコンディショニングができます。
10年以上の使用実績もあり、「しっかり効果を得たい」「長く使いたい」人にぴったりです。
見た目で選ぶなら「リセットポール ベーシック」がぴったり
- フィットネスクラブ「東急スポーツ」オリジナル商品
- 落ち着いたくすみカラーがインテリアによく馴染む
「リセットポール ベーシック」の魅力は、なんといってもおしゃれなカラーバリエーション。
落ち着いたくすみカラーは、置きっぱなしにしても部屋の景観をくずしません。
芯材は、華奢な女性が体を乗せても痛くなりにくい弾力のあるEVAを使用しています。
「リセットポール ベーシック」は、女性にぴったりのストレッチポールといえるでしょう。
いろんな使い方をしたい人には「LPN ハーフカット」がおすすめ
- EXの反発感・耐久性はそのまま
- 安定感があり年配の人・妊娠中の人にもおすすめ
- 背もたれクッションや体幹トレーニング用にも使える
かまぼこのような形状のハーフカットタイプは、コンディショニング以外にも使えます。
例えば、デスクチェアの背もたれと背中の間に入れたり、体幹トレーニングに使用したりも可能。
また、スタンダードタイプよりも収納に場所をとらないのもメリットです。
実用性の高さで選ぶならハーフカットも視野に入れましょう。
よくある質問
ストレッチポールに関するよくある質問をまとめました。
ストレッチポールのやってはいけない使い方と効果的な使い方のまとめ
ストレッチポールのやってはいけない使い方は以下の通りです。
- 腰が反った状態で乗る
- ポールと背骨を垂直にし腰骨に当てる
- 首をゴリゴリほぐす
- 長時間やりすぎる
ストレッチポールの効果を正しく得るためにも、以下のポイントをおさえて使用しましょう!
- 背中・腰をストレッチポールにしっかりくっつける
- ストレッチポールを正しい位置に当てる
- ゆっくり徐々に圧をかける
- 終わった後はゆっくり起き上がる
- 1回5~15分で小まめに使用する
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